今回レビューするロシュパースは、ビジネスシーンで使うなら今一番イケてる財布だと思います!
なぜなら、高級皮革のクリスペルカーフが使われているからです!
クリスペルカーフは、今まで財布に使われることがなかったので知名度はありませんが、抜群のカッコ良さで手に持った人の心を鷲掴みにしてしまうんです。
個人的にも、財布に使うなら最強の革だと思っています。
というわけで、ロシュパースのレビュー行ってみましょう!
クリスペルカーフの二つ折り財布レビュー
ココマイスターは財布のひとつひとつに名前があり、クリスペルカーフシリーズの二つ折り財布にはロシュパースというオシャレな名前がついています。
名前の付いている財布って結構珍しいので、自然と愛着が湧きますね。
というのは置いておいて。
じつはこの二つ折り財布、使われている素材がクリスペルカーフという革なのですが、本当にカッコイイ革なんです。
・クリスペルカーフとは
クリスペルカーフはドイツの100年以上続く老舗名門タンナー「ペリンガー社」が本気で作った、極上のボックスカーフです。
ボックスカーフは、革靴によく使われるハリのあるクロム鞣し革ですね。
そして、クリスペルカーフは、ボックスカーフの中で最高級品として扱われています。
見た目がカッコイイだけじゃなく、革靴にも使われるクロム鞣し革ということで非常に耐久力のある革ということでも知られています。
知名度はありませんが実力は本物です。
・クリスペルカーフはエイジングがカッコイイ
「丈夫なクロム鞣しだからといって、エイジングを諦めたくない!」
そう考えた最強の職人が、クロム鞣しでもエイジングできる革を作るために長年掛けて開発された革です。
他の革と比べるエイジングの系統が少々違いますが、職人たちの思いがギュッと詰まった革なのです。
クリスペルカーフは丈夫さと、経年変化を両方持ち合わせた稀有な革なんですね。
・ほかの高級皮革と比べると
クリスペルカーフと同じレベルで比べるなら、やっぱりコードバンでしょう。
そして、コードバンと比べるなら
- とても軽い
- 手入れが少なくてすむ
- キズが付きにくい
上記のように大きく違うメリットがあります。
水にも強いため、コードバンで失敗した経験がある人にもオススメしたい丈夫な素材です。
というわけでレビュー
クリスペルカーフシリーズは
- 外装と色を揃えたシリーズ
- 内装がシャルトープカラーのシリーズ
の2種類あります。
今回のロシュパースはロイヤルブラック。
通常、ブラックの財布は控えめになりがちですが、このロイヤルブラックは黒一色とは思えないほど楽しませてくれます。
それでは行ってみましょう!
・ロシュパースの外観から
まずは外側から。
表面に細かく走った水シボのおかげで表情が生き生きしてますね。
なんといっても、黒一色なのに地味に見えない。不思議な質感です。
触っていると、水シボの小さな凸凹がサラサラとしていて気持ちいいです。
ポケットからサッと取り出す時にツルッと滑らなくて便利だったりします。
存在感がとても強いです。
・ロシュパースの内側を見てみる
次は内装です。
外装の色と同色に揃えられていてシックな仕上がりです。
革全体で光を細かく反射しているため、光の当たり方で様々な表情を見せてくれます。
グワッと派手な感じではありませんが、この控えめな主張が品格の高さを感じさせてくれますね。
・スナップボタンがカッコイイ
少しマニアックな話になります。
なんか気持ちいい音で閉まるなー、と思ってたら「イタリアのPRYM社製スナップボタン」が使われていました。
一般的に使われているHATO製のスナップボタンも悪くはないのですが、PRYMの方が完成度が高くていいですね。
スナップボタンまでこだわっているブランドを見ると「分かってるなー」って思ってしまいます。
ロシュパースをスーツと合わせてみる
二つ折り財布なのでサイズ的に、ジャケットの内ポケットよりも、ケツポケ(お尻のポケット)に入れた方がシックリくると思います。
なので無造作にズボンのケツポケへ突っ込んでみましょう。
レッツIN!
黒いスーツなので少しわかりづらいかもしれませんが、とくに膨らみが出て来ることもありません。
もちろん普通の二つ折り財布と変わらないサイズですし、若干薄いのでシルエットが崩れたりすることもないですね。
クリスペルカーフはしなやかな革ですし、馴染むのが早いためスーツへのダメージも少なく済みそうです。
夏場のジャケットを着ない時期に重宝しますね。
ロシュパースのメリット・デメリット
ロシュパースを手に持ってすぐに感じるメリットは2つ。
「品質の高さと軽さ」
だと思います。
品質の高さは説明してきたとおりですが、軽さに関しては意外でした。
クリスペルカーフで作られたロシュパースは75グラム。
一般的な二つ折り財布の100グラムと比べると、重さは4分の3しかありません。
・ロシュパースのデメリット
そして、デメリットとして気になるのは、素材の知名度がほとんどないことです。
変わったカッコイイ革財布だなぁと思われることはあっても、
「クリスペルカーフの財布じゃん、すげー!!」
とはなることはまず無いでしょう。。。
逆に、一目見てクリスペルカーフだと分かった人は相当な革マニアの可能性もありますね。
まとめ
ロシュパースには、洗練された男らしさを感じます。
「財布にボックスカーフはちょっと贅沢かなぁ」
とも思いましたが、ここまでカッコイイのなら納得です。
- コードバンやブライドルレザーには飽きた
- 別次元のカッコ良さを体験してみたい
というなら間違いなくクリスペルカーフはオススメです!
ということでロシュパースのレビューでした。