僕は財布にはこだわるけど、お金に無頓着なんです。
そこで、「稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?」を読んで、たまには財布の中身に注目してみたいと思いました。
今回はこのブログにしては珍しく書評を書いてみますね!
お金持ちの持っているお金の価値観
さて、
「稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?」
によると、お金持ちには共通点があるそうです。
- 長財布を使う
- お金を大事にする
- お金に意識を向ける
- 浪費と投資を間違えない
- お金の流れをコントロールする
- 財布の中はキレイにする
この6つの他にもたくさんの事例が載っていましたけど、読んでいて気になった部分を抜き出しました。
それでは、1つずつ説明していきますね。
長財布を使う
著者は異常なまでに長財布にこだわっています。それも、小銭入れを使わずにコインケースを別に用意する徹底っぷり。
というのも、お金持ちには長財布+コインケースのセットで使っている人が多いそうです。
ちなみに長財布の種類は「ヴィトンのタイガ」です。奥さんにプレゼントされてからは、買い換える時もタイガを使っているそうですよ。羨ましい。
長財布はお札のホテルのようなイメージで使っているそうです。
二つ折り財布だとギュッと二つに折られてしまいますからね。
お金を大事にする
お金を大事にするという言葉、意味が2種類ありますよね。
1,お金の流れを大事にすること
「無駄遣いは止めて」「節約して」などのお金の使い道を制限したり、また「お給料が少ないとか」「多くしたい」というのがお金の流れですね。
2,お金そのものを大事にするということ
お札の向きを揃えたり、財布の中で小銭が増えないように、財布の中身を定期的に貯金箱に入れたりと、お金そのものを大事に扱うことですね。
お金持ちは、お札を使う時に「いってらっしゃい」と声を掛けたりもするそうですよ。
お金に意識を向ける
財布の中に今いくら入っているのかを1円単位まで答えられる人が少ないように、自分の財布の中というのは把握しにくいものです。
普通に生活をしていると、財布の中身は毎日流動するのが当たり前なので、常に意識を向けて注意しておきましょう。
特に、お金の入り口よりもお金の出口を重要視するべきと書いてありました。
そりゃそうですよね、出て行く先がなければお金が溜まる一方なのですから。
浪費と投資を間違えない
著者の亀田潤一郎さんは財布から出て行く理由を3つに分けています。
- 消費(しょうひ)
- 投資(とうし)
- 浪費(ろうひ)
消費は等価交換で対価が手に入る物。例えば1000円出して、1000円の価値のイスが手に入るのが消費です。
投資は使った金額以上の価値になって返って来るもの。本を買ったり、勉強会に参加したりすることが投資です。
浪費は使った金額がそのまま無くなってしまうこと。ゲームセンターとか、憂さ晴らしで行く飲み会として例えられていました。
こうして並べてみると、自分のお金の使い道がよく分かりませんか?
消費と浪費は性質が似ていますが、投資は似ているようでまったく違うものです。未来にお金が残るのが投資だけだと描かれていますが、まさにその通りだと思います。
よく自分に言い訳をして、どうみても浪費なのに投資といっている人がいます。
あなたの投資は未来にお金が残せる投資ですか?
お金の流れをコントロールする
- 安いから欲しくもないのに買う。
- ポイント欲しさに要らないものを買う
- いつもカードで支払っているのでいくら使っているのか分からない。
毎月の支出管理をしっかりとしておくのはもちろんの事、使うお金をセーブするのも大事な事です。
激安セールやバーゲンで、欲しくないはずなのに買ってしまうことってありませんか?僕はよくあるので、これを見て、めちゃくちゃ反省しました。
安い物を見てしまうと条件反射で買ってしまう、これは代表的な無駄遣いですもんね。
コンビニでおにぎりとお茶をセットで買うとポイントが付くから、それを目当てにお茶を買ってしまったり、オマケが付いているからジュースを買ったりも無駄遣いです。気をつけます。
無駄遣いが積み重なっていて、クレジットカードの利用明細が来るまで、いくら使ったのかさっぱり分からない。こんな状況でお金持ちになれるはずがないですね。
いつもの生活、そして考え方を改めたいと思います(反省)。
財布の中はキレイにする
亀田潤一郎さんは、寝る前に財布の中から小銭を取り出して貯金箱に入れてしまうそうです。また、その時にポイントカードやレシートなどの無駄なものは片付けるそうです。
名づけて「ワンデイ・クリアリング」
毎日財布をリフレッシュさせることで、財布にとっての良い環境を作ることが出来ますし、なにより財布の痛みが少なくて良いと思います。
いまの僕が小銭を貯金したら一文無しになってしまうので(笑)、お金持ちになったらぜひマネさせていただきたいと思います。
財布の値段x200倍の法則とは
この「稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?」で一番納得が出来ないのがこの話です。
著者が出会ってきた人を見てみると、財布の値段x200倍が年収とほぼ一緒だとの事ですが、もし本当だったとしたら、まったくの偶然でしょう。
だって僕の周りはみんなブランド物の財布を持っている見栄っ張りですが、誰一人として成功していませんから(笑)。
それに、ヴィトンのタイガを使い続けている著者は、年収が全然変化していないことになってしまいます。
こういうのは話半分で読むから面白いと思うのですが、「年収を財布の値段の200倍にしてやる!」という意気込みを持って欲しい、という著者からのメッセージなのかも知れません。
ちなみにこのフレーズで本がバカ売れしたので、マーケティングとしては最高の方法だったと思っています。
まとめ
じつは最初、長財布がたくさん載っている本だと思ってドキドキしながら買ったのに、中を開いてみたらお金に対するマインドの説明をしている本でした。
中身を見てガッカリしたのは内緒ですが、それでもお金に対する価値観が変わったので本書の内容を少しずつ実践していきたいと思っています。
ただ、肝心の亀田潤一郎さんのブログが2015年で更新が止まっているのが気になります。元気だといいですね。