FUNNY(ファニー)の財布は、
- 低価格路線から高級路線まで幅広いラインナップ
- おもにバイカーズウォレットがメイン
- カービング技術に一目置かれている
というような特徴があります。
とくに、低価格路線帯のレザーウォレットを普及させて、革財布の認知度を高めた功績は大きいです。
さぁ、今回はファニーについて紹介していきましょう!
FANNY(ファニー)のメンズ財布
FUNNYの財布は見た目からしてかなりアメリカンな印象を受けますよね。
それは、ものづくりの根底に「アメリカのカウボーイ&インディアンの文化を中心とした伝統的なアメリカンスタイル」があるからなんです。
また、商品ラインナップが現在あるレザーウォレットブランドの中で1,2を争うぐらい多く、低価格なものはヴィレッジヴァンガードなどでも取り扱われています。
それに伴って価格帯のほうも幅広く、2万円前後のものから10万円を超えるものまで、すべて同じブランドとは思えないぐらいの懐の深さを見せてくれます。
革財布を扱っているブランドの中では、珍しい販売方法を取っているといえるでしょう。
KC'sとラインナップが似てる?
よくKC's(ケーシーズ)と比べられることがありますが、KC’sの創業者はFUNNY出身という経緯があります。
べつにどちらかが真似をしているわけではなく、ファニーもケーシーズも両ブランドがアメリカを舞台にしているため、スタイルが似てくるわけですね。
なのでラインナップも大体似たようなところに落ち着いています。
ですが、じつは細かく見てみるとけっこう違うところがあるんですよ。
また、FUNNYオリジナルアイテムのほかに、インポート(輸入)も行っているので、様々な角度からアメリカの文化に触れることができます。
FANNYのオススメポイント
ファニーのラインナップにはシンプルなレザーウォレットが比較的多いのですが、よく使われる牛ヌメ革のほかにもたくさんの種類の革を揃えています。
ゾウ革や鮫革といった珍しいエキゾチックレザーから、ブライドルレザーなどの高級皮革まで様々なレザーウォレットを楽しむことが出来ます。
バイカーズウォレットの中では比較的値段の優しいものもあるので、アメカジデビューやバイカーズデビューに持って来いですね。
オーダーでカスタムすることもできます。自分好みに仕上げてしまいましょう。
また、万が一財布が壊れた時はアフターサービスを使っての修理が可能です。
長年使っている大事な財布だからこそ、修理することで、もっともっと愛着が湧くこと間違い無しです。
FUNNYのカービングはヤバイ!!
FUNNYの真骨頂はカービングにあると思っています。
カービングとは、画像のようにナイフや金属製のスタンプを使って革に模様をつけていく手法のことですが、シェリダンスタイルを中心として、様々なスタイルがあります。
機会があればぜひ見て欲しいのですが、緻密なデザインと繊細なスキルを使って大きく描かれたカービングは見ているだけでご飯が3杯はいけます!
ちなみに値段はシリーズごとに変わってきますが、手の込んだカービングになるほど工程が増えるため高くなっていきます。
とくに「久保クラフト」と「窪田クラフト」の2つのシリーズは必見ですよ!
ファニーのオススメ財布
FUNNYには、ビジネス向けの革財布というよりも、バイカーズウォレットやレザーウォレットといった方がいいようなゴツくて分厚い財布が多いです。
チェーンをつけるタイプの長財布から、無造作にポケットへ突っ込めるような二つ折りまで、色々あるのでぜひ見てみてください。
どれも使い込むほどにカッコよくなっていきますよ。
FUNNY ビンテージフィニッシュ
FUNNY | 長財布 |
仕様 | 札入れ、小銭入れ、カード10、ポケット4 |
サイズ | 195x95x35mm |
素材 | ヌメ革 |
価格 | ¥ 25,920 |
評判のいいファニーの定番アイテムです。
アメリカのタンナーから輸入しているフルベジタブルタンニンレザーを使う徹底ぶりで、アメリカの空気を感じることができますね。
ビンテージ加工がされていて、新品なのに使い込まれた雰囲気がでています。
これがまたヤレてくるとカッコ良くなってくるんですよね。
FUNNY プレーンタイプ
FUNNY | 長財布 |
仕様 | 札入れ、小銭入れ、カード10、ポケット3 |
サイズ | 193x103x37mm |
素材 | ナチュラル/ブライドル、赤,黒/ラティーゴ(牛革) |
価格 | ¥ 27,000 |
こちらも定番商品として人気のあるタイプの長財布ですね。
同じようなバイカーズウォレットの中でも珍しくカードを10枚以上入れられる収納力があります。
収納が多いため、よくありがちな「カッコイイけどカードが3枚しか入らない...」なんて自体にはならないのです。
財布が分厚いのため、慣れるまで大変だと思いますけど、馴染んでくるとマジで手放せなくなるんですよね。
アジが出てくるまでに時間がかかるので、なるべく早く手に入れてガシガシ使い込んでしまいましょう。
クボタクラフト エレファントインレイ
FUNNY | 長財布 |
仕様 | 札入れ、小銭入れ、カード10、ポケット3 |
サイズ | 193x103x37mm |
素材 | ツーリングレザー/牛革 |
価格 | ¥ 145,044 |
資料も何もない時代に独学でカービングを学んで、日本のカービング界を引っ張ってきた第一人者の窪田氏。
繊細さと大胆さがミックスされていて、まさに芸術品の域にまで達しています。
場合によってはかなり厳ついので場所を選ぶ財布ですが、ベルトループまで手を抜かない気合の入れようで、見たら圧倒されてしまいます。
けっして安くはない値段ですがコスパが悪いわけではなく、むしろここまでやってこの値段なのか!といった感じですよね。
一生に一度くらい持ってみたいと思わせてくれるレザーウォレットです。
FUNNYのエイジング
ブライドルレザーが使われたシリーズのロングウォレットですが、いかに堅牢な革かということが良く分かります。
しっかり締まった革でないとこういう変化をしないので。
ヘビーに使い倒された、それでいてまったくメンテナンスされてないワケじゃないという絶妙な仕上がり具合です。
アタリの強い場所はバッチリ色が変わって、持ち主の使い方のクセまで分かってしまう。そういう素敵な財布です。
これはかなり私好みのエイジングです。
まとめ
いやー、ケーシーズも良い財布ばかりでしたが、ファニーも負けていませんね。
とくに最上位のクボクラフトや、クボタクラフトは革財布に興味のない人でも、こっちの世界に引きずり込んでしまう魅力があります。
インディアンアクセサリーやジュエリー、インポートブランドなど革製品にとどまらないので、これからも目が離せませんね。
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