東京の墨田区に工房を構える老舗の革工房です。二宮五郎商店は、作るのに高度な技術が必要な風琴マチの技術を40年以上継承していて、熟練の職人が作った完成度の高い品物を世に送り出しています。
革の選定から自分たちで行い、最高の素材を職人の卓越した技法と最新の設備で製作しています。接着剤一つにしても自社製で独自の厳しい規格と仕様を守っています。
二宮五郎商店(にのみやごろうしょうてん)の財布
二宮五郎商店の特徴
二宮五郎商店は創立が1946年と、日本の革工房の中でも老舗中の老舗になるわけですが、そこら辺の工房では取引が難しいホーウィン社の皮革を扱うことができる数少ない革工房でもあります。
大量生産が主流の時代に、あえて手作りの良さを生かす職人気質なお店です。
モノづくりへの信念も老舗らしく、「実際に仕様するツールとしての本質を失わないか」を自問自答しながら作られるそうです。そうやって作られた革製品は、使用者の気持ちを置いてけぼりにしません。革製品と使用者の気持ちが通じあい、使いこんでこそ完成する製品が生み出されていくのです。
ホーウィン社
何度かこのブログでも出てきましたが、ホーウィン社は創業100年を超えるアメリカ・シカゴの老舗タンナーです。
ホーウィン社と取引できる業者は少なく、選ばれし業者にしか皮革を卸していません。
二宮五郎商店のおすすめ財布
二宮五郎商店が使っているホーウィン社の革は、動物が生きていたときの血筋やキズがそのまま残っている場合があります。これは、顔料で塗り固めて隠すやり方が多い中で、あえて一つ一つ違う革の表情を楽しんでもらうために残しているのです。
ホーウィンコードバンフルレザーウォレット
ホーウィン社を代表する高級皮革、シェルコードバンを使って作られた贅沢な作りの財布です。内装のよく折り曲げられる部分には柔軟性に富んだクロムエクセルレザーを使う徹底振りで、ただでさえ頑丈なコードバンの財布をさらに長持ちする工夫が凝らされています。
コバ(革の裁断面)は切り目磨きで、顔料を使用せずに磨きこんでいるので突然ひび割れたりしません。小銭入れの無いタイプなので、使われているパーツも少ないのでまさに一生使える革財布でしょう。
マスターウォレットフルホーウィン
少しやんちゃな見た目のこちらの財布は、オリジナルの真鍮金具がついています。厚くつけた銀メッキの上から黒メッキを施して削り落とす事で、いぶし銀のような渋さが出ています。
二宮五郎商店の代表、二宮さんも愛用しているこの財布はホーウィン社のオイルをたっぷり含んだ顔料仕上げのクロムエクセルレザーが使われていて、経年変化がとても早い面白い財布です。ワークブーツに使われている素材なので頑丈さも保証済みですし、軽く押すと、革の内部でオイルが動いてるのが分かる珍しいプルアップレザーです。
≫ 「マスターウォレットフルホーウィン」
ホーウィンコードバンコインケース
シェルコードバンで出来たコインケースです。その辺のモノとは一味も二味も違う贅沢な皮革を存分に使われたコインケースなので、他の人と差をつけたい人におすすめです。
外装に強靭なコードバンと、内装にクロムエクセルレザーを使ってしなやかさを持たせています。重厚感がありながらシックにまとまっていて、まさに大人の為のコインケースです。
≫ 「ホーウィンコードバンコインケース」
クロムエクセルコインケース
先ほどのコードバン仕様と違い、こちらは内外装フルでクロムエクセルレザーが使われています。クロムエクセルならではの質感や手触りをポケットの中で楽しめる最高のコインケースです。
クロムエクセルレザーは、実は特殊なクロムタンニン鞣しなのですが、老舗のホーウィン社ならではのすごいレシピで仕上がっていて、経年変化が素晴らしく、馴染むのも早いのでかなりおすすめ出来る革です。
≫ 「クロムエクセルコインケース」
まとめ
二宮五郎商店は普通の革も扱っているのですが、ホーウィン社の革を取り扱える数少ない革工房なので、あえて今回はシェルコードバンとクロムエクセルレザーの財布のみを紹介しました。
いつもクロムエクセルの話をするときに全力でおすすめしているのですが、本当に良い革なので一度騙されたと思って触ってみてください。オイルたっぷりの質感と、ツヤが出てきた時の美しさは筆舌に尽くしがたいです。オイルがたくさん含まれているので手入れが少なくていいというのも魅力ですね。
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