いま日本製の革財布を探していると必ず名前があがる「GANZO(ガンゾ)」。
国産の財布ブランドの中でも5本の指に入る実力は見逃せません!
また、その品質と加工技術はまさにトップクラス、実力がすごいんです。
今回はそんなGANZOを評判から経年変化まで詳しく説明するとともに、あわせて人気のある財布のシリーズを紹介しますね!
財布選びで悩んでいる人の参考になれば幸いです。
GANZO(ガンゾ)の評価・評判
GANZOは、「株式会社AJIOKA」が2003年に作ったオリジナルブランドです。
もともとAJIOKAは海外ハイブランドも手掛けるOEM会社なので、その実力は本物。
満を持して作られたGANZOは、AJIOKAの持っている技術を惜しみなく注ぎ込まれているのです。
革質はもちろんのこと、コバや縫製と言った技術面でも超一流なのは言うまでありません。
- 本当に質の良い財布が欲しい
- よくわからないけど良い財布が欲しい
という時はガンゾを選んでおけば後悔することがないでしょう。
また、日本のブランドらしく、日本人の使い方に合わせた作りになっている点も注目です。
ドメスティックブランド(日本国内のブランドという意味)の財布の中でもトップクラスに品質が良いと大絶賛されていますよ!
老舗業者AJIOKAのオリジナルブランドとして
ガンゾを作っているAJIOKAは、「最高の革」を「最高の職人」に加工してもらう環境を整えています。
もともとジバンシー・ケンゾー・クロエなどのOEMを中心に作っていましたが、2003年にオリジナルブランドとしてガンゾを手がけるようになりました。
「世界最高水準のモノづくり」を掲げているだけあって素材は一級品ばかり。
コードバン1つ取ってみても、ホーウィン社のシェルコードバンや、レーデルオガワ製の水染めコードバンといった通好みの素材が用意されていますから。
革の事を知り尽くしているAJIOKAのこだわりは、一朝一夕では語り尽くせません。
というか、AJIOKAって一体何者?
AJIOKAは、業界では有名なカバンのOEM業者。革にものすごく精通しています。
事業内容としては皮革製 袋物製造 卸売業。
イブ・サンローランや、ジバンシィ、コムサデモードにクロエなど有名ハイブランドのOEMを請け負っています。
意外にも、1917年(大正6年)創業の老舗だというのはあまり知られていません。
長年携わっているだけあって、革の選定はもちろん、抱えている職人さんのレベルも段違いに良いんです。
GANZOのおすすめメンズ財布
ガンゾは革の種類ごとにいくつかのラインを出しています。
その中でも、今回はとくに評判の良い「コードバンシリーズ」と「シン・ブライドルシリーズ」をメインで紹介します。
どちらもオンオフ問題なくシッカリ使えるすごい財布です!
・コードバン メンズ長財布
GANZO | 長財布 |
---|---|
仕様 | 札入れ、カード入れ8 |
サイズ | 92x190x17mm |
素材 | コードバン |
原産国 | 日本 |
価格 | ¥40,000~ |
大人仕様のカッコイイ革財布です。ダンディよりもセクシーといった感じでしょうか。
小銭入れが無く、その上通しマチなので使いどころが難しいと思いますけど、こんな財布を使いこなせるような大人になりたい人生でした。
厚みもしっかりと抑えられていて、このサイズならスーツの内ポケットにピッタリと収まりますね。
GANZOは皮革鞄の卸売業者「AJIOKA」が運営しているブランドだけあって、コードバンの質の良さは折り紙つきですし、縫製も一級品です。
これ以上のクオリティを出せるブランドはそうそう無いでしょう。
・コードバン メンズ二つ折り財布
GANZO | 二つ折り財布 |
---|---|
仕様 | 札入れ2、カード入れ8 |
サイズ | 90x115x20mm |
素材 | コードバン |
原産国 | 日本 |
価格 | ¥32,400 |
こちらの二つ折り財布も小銭入れの付いていない大人仕様です。
切り目仕上げのコバなので耐久性も良く、さらに堅牢なコードバンが使われているので長年活躍してくれるのは間違い無しです。
薄さも申し分無いし、品質の良さは見た瞬間に分かってしまうので、課長、部長クラスの役員の方にはぜひこういった革財布を使って欲しいと思います。
スタイリッシュで文句のつけようがないですね。
耐水性のないコードバンなので、水分にだけは注意して下さい。
・シンブライドル メンズ長財布
GANZO | 長財布 |
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仕様 | 札入れ、小銭入れ、カード入れ12 |
サイズ | 95x190x20mm |
素材 | ブライドルレザー |
原産国 | 日本 |
価格 | ¥39,960 |
コードバンシリーズが大人の為のセクシーな革財布なら、シンブライドルはサラリーマンの為の男らしい革財布ですね。
外装は英国セジウィック社のブライドルレザー、内装には伊バダラッシカルロ社のミネルバ・ボックスを使用していますので、内外で別々にカッコイイエイジングをしていくのが楽しめます。
小銭入れのファスナーが外から見えないように配慮されているので、一見すると小銭入れの無いタイプの長財布に見えるんですけど、そこがまた良いんですよね。
コードバンのほうがカッコイイですが、シンブライドルシリーズの方が扱いやすさは格段に上なので、どちらを購入するのか迷うところです。
上記コードバンシリーズと、値段はそこまで変わらないので悩んでしまいますね。
・シンブライドル メンズ二つ折り財布
GANZO | 二つ折り財布 |
---|---|
仕様 | 札入れ2、小銭入れ2カード入れ4 |
サイズ | 93x113x30mm |
素材 | ブライドルレザー |
原産国 | 日本 |
価格 | ¥36,720 |
最近、サラリーマン用の財布として二つ折り財布が見直されてきているみたいですね。
ということで、大人気のシンブライドル二つ折り財布です。
内装のミネルバ・ボックスのシボ感が堪らないですね。
エイジングもむちゃくちゃカッコイイので、すごくおすすめですよ。
小銭入れが二つに分かれていて使い勝手は便利なのですが、カードの収納枚数が少ないので手持ちカードが多い人は困ってしまうと思います。
どっちにしても、二つ折り財布はカードを入れたぶんだけ不格好に膨れますので、この機会に断捨離を頑張ってください!
そして、ぜひ一級品の二つ折り財布を体験して下さい!
上記以外のメンズ財布シリーズ
ガンゾで有名なのはコードバンとシンブライドルシリーズの2つですが、他にもたくさんのシリーズがあります。
その中からいくつかピックアップしましょう。
シリーズによって出ている財布の種類が分かれているため、欲しいシリーズがあればまず在庫を確認してみてください。
・シェルコードバン2シリーズ
ガンゾには通常のコードバンシリーズとは別に、シェルコードバン2シリーズがあります。
いきなり2から始まるので気になっている人もいると思いますが、シェルコードバン1シリーズは現在販売されていないのであしからず。
シェルコードバンは名実ともに最高級の素材です。
在庫が限りなく少ないので一度売り切れてしまうと再入荷まですごく時間がかかります。
・ブライドルカジュアルシリーズ
シンブライドルシリーズよりも大人の遊び心を意識したシリーズです。
内装にもブライドルレザーを使っているのと、ステッチの色をスッキリ白にしてお洒落に。
上級者向けの紳士財布ですね。
・ジーディー(GD)シリーズ
GANZO(ガンゾ) × DUPUY(デュプイ) = GDシリーズ。
このジーディーシリーズでは、世界最高峰のボックスカーフ専門のタンナー デュプイ社の革が使われています。
ハイブランドでも使われる最高級タンナーのクロムなめし革を味わってください。
・カーフディアシリーズ
カーフをディアスキン(鹿革)に見立ててシボ加工したカーフディアシリーズ。
軽くて柔らか、上質な素材感はGANZOならでは。
派手さはないものの、落ち着いた雰囲気でスーツにもピッタリです。
品質だけじゃないGANZO
カードの枚数や、札入れのマチの深さなど、普通では気がつかないような細かい点まで熟考されていて、
- 見ても楽しい
- 使っても楽しい
といった、財布マニアにとって美味しい財布をたくさん出しています。
海外製のハイブランド財布ほど知名度はありませんが、本物志向な方々には昔から愛用されていますね。
GANZOの気になるポイント
品質はもちろん最高峰なのですが、そのぶんそこそこ値段が張ります。
丈夫なので長年使えて、日割りで計算すればコスパは悪くないと思いますが、それでも最初に払う金額は3万円〜になるため躊躇しますね。
あとは、相当な革好き&ファッション好きじゃないと、その品質の良さを理解してもらえない、かも。
ハイブランドのように外側からアイコン的なロゴが確認できないのも大衆向けではないと思います。そのぶん大人っぽさはありますけど。
「俺は本当に良い物を使っているんだぜ!」
と、違いがわかっている人にこそオススメしたいブランドなのです。
GANZOのエイジング
一年使用したシン・ブライドルの長財布です。
ブライドルレザーの使えば使うほど艶めいてくる感じが好きです。とくに、GANZOのシンブライドルは艶が深いんですよね。美しい。
そして、内装のミネルバボックスがいい色に変化してます。こんなのカッコよすぎでしょう!
こちらの動画では、思わずペロペロと舐めたくなってしまうようなアメ色具合と、ネン引きした部分の内外の色の差がたまりません。
カード入れなどのスキマをクンクンして、革特有の匂いを胸いっぱい嗅ぎたくなる衝動に駆られます。
(※こういう事を言っていると変態だと思われるので気をつけましょう笑)
こうやって良い経年変化をみちゃうとテンションが上がってしまいますよね。
キレイなアメ色に変化している内装は、バダラッシカルロ社のミネルバボックスならではの素晴らしい変化です。
ミネルバ・ボックスはココマイスターのマルティーニなど高級財布によく使われていますね。
オイルたっぷりでエイジングが早い高級皮革なので、経年変化を楽しむなら最高の革です。
GANZOのセカンドラインの「Fico」
ガンゾにはセカンドラインとしてFico(フィーコ)というブランドもあります。
セカンドラインというのは、メインラインよりも質や値段を落として作られるものが多く、Ficoも例に漏れず中国で生産することによって価格を抑えています。
ですが、いくらセカンドラインといっても、AJIOKAの看板を背負っているFicoは格が違います。
実際に手にとって見れば分かりますが、GANZOの弟分だけあってしっかりした作り。コスパは相当いいと思います。
ブランド名や製造元にこだわりが無ければFicoという選択肢もアリですよ。
-
【評価・評判】1万円以内で革財布を選ぶなら「GANZO Fico」が最高にベストです!
fico(フィーコ)とは GANZOのセカンドラインなので実力は折り紙つき 皮革製品の卸売業者「AJIOKA」が厳選した革が使われている 値段を落とすために海外で作っているのでリーズナブル   ...
GANZOの関連WEBサイト
ガンゾの関連サイトをまとめました。
親会社のAJIOKAまで含めたらかなりのボリュームになってしまうので、ガンゾ関係だけをピックアップしています。
■GANZO公式サイト
≫ 「http://www.ganzo.ne.jp/」
■GANZOからのお知らせ
≫ 「http://www.ganzo.ne.jp/news/」
■GANZO本店のブログ
≫ 「http://ameblo.jp/ganzo-flagship-store/」
■GANZO大阪店のブログ
≫ 「http://ameblo.jp/ganzo-osaka」
■GANZOディレクターのブログ
≫ 「http://ameblo.jp/ganzo-blog/」
■GANZOのエイジングまとめ(instagram)
≫ 「https://www.instagram.com/ganzo_ageing/」
まとめ
ガンゾとは
- 老舗「AJIOKA」が運営するブランド
- 革質の良さと技術力に定評がある
- ターゲットは30~40代の大人の男性
財布って、ただの革を加工して財布の形にしていくわけなんですけど、切った貼ったなど単純に見える裏で、けっこう複雑な事をしている場合が多いです。
革と革をただ貼り合わせるのでは無く、1枚1枚きちんと薄く漉いてから貼りあわせたり、糊付けなんかでもゴムのりを使うのか、フノリを使うのか・・・・・・・なんて。
追求すればするほど奥の深い技術がたくさん出てくるんですね。
このガンゾも一見すると普通の財布に見えますけど、よく見れば職人の技術がいたる所に篭められているわけです。
一回使えば病みつきになってしまう革質と使い心地、それこそがGANZOの真骨頂なのです。