マニアックな財布レビューシリーズ第1段!
ということで初回になる今回は、「KAWAGEININ(革芸人)のクロコ財布」を紹介していきたいと思います。
メイドインジャパンなのに低価格でコスパが最強!これマジで常識が変わるかもです。
最近、こういった熟練の職人さんが立ち上げるブランドが多くて最高です!ホクホクしています。笑
革芸人ってどんなブランド?
KAWAGEININ(革芸人)は2008年に誕生した老舗のマニアックなブランド。
まだあまり有名ではありませんが、コスパの良さから人気に火がつきそうな予感がします。マジで。
業界経験30年以上の代表と熟練の職人などが集い、2008年に誕生した『KAWAGEININ(革芸人)』。
クロコダイルやオーストリッチなどの高級素材の美しさに、惜しみない手間を加えることで、かけがえのないレザーアイテムを生み出していく。
という説明ですが、今はオーストリッチが流行っていないため、クロコダイルの製品が多いです。
なので、今はクロコダイルの専門ブランドと思っても大丈夫ですね!
コスパ最強説!
今回の「クロコダイルL字ジップ長財布」はなんと39600円(税込み)ということで4万円を切っています!
なんと、日本製のワニ革の財布が4万円以下ですよ!奥さんっ!!
クロコダイルレザーを使っていて、さらに手染めでグラデーションカラーになっていたり、手が込んでいるんですよね。
いかにリーズナブルなナイルクロコとはいえ、国内鞣しのクロコが手染めでこの価格なわけです!
リーズナブルといっても、ナイルクロコも高級な部類の革ですからね。
革芸人では今回の財布以外にも、値段設定ミスってるのかな?ってぐらい安いものが多くて初見だとビックリすると思いますよ。
開封の儀を行う!
クッ、箱がめちゃくちゃ光って写真が撮れない・・・笑
別角度からも撮ってみました。笑
箱がギンギラギンです!光を反射しまくります!
面白い素材ですねー。
というような茶番は置いておいて、箱を開くと不織布の袋に包まれて出てきました。
毎回ドキドキしながら箱を開きます!
いきますよー!
ドーン!
クロコダイルは普段あまり触らないので良し悪しがわかりませんが、迫力がすごいです。
ランダムな手染めの良さが出てますね。使い込んだときにガラッと表情が変わりそうな質感。
あと、結構キズが多くてワイルドな印象です。この子は生きてるときに暴れん坊だったのかもしれません。
手染めL字ジップ長財布の外側
公式サイトだとツヤツヤな写真ばかりだったんですけど、実際はもっとマットな感じなんですね。
使う前に磨くのか、それともエイジングで光らせるのか、うーん迷ってしまいます。
とりあえずは現状のまま続行で!
財布の底面
底面は2枚の革を合わせてます。もともとの革素材が丈夫だから縫い合わせるの大変そう。
バイクのシートなどにも使われるダブルステッチという縫い方なので気負わず乱雑に扱っても大丈夫でしょう。
さすがに斑のサイズはあっていませんが、色合いはバッチリですね。
このゴツゴツした見た目が男心をくすぐってきてヤバい!
革の表面をアップ
表面をアップで撮ってみました。
型押しレザーにはない生き物特有の凄みがありますね。
クロコダイルは同じ模様のない一点物というのがよくわかります。これは真似するの無理です。
マチには細かい斑のクロコが使われています。
場所によって材料をわけてるんですかね。ここのワニ感たまりません!
ファスナーはこんな感じ
やっぱり熟練の職人さんって安定感ありますよね。
写真見たらクロコ素材特有の段差とかも分かると思うんですけど、その段差を感じさせないファスナーの真っ直ぐさ。
こういう絶妙なテクニックを見つけたらテンション上がっちゃいます!
ファスナーの引き手は普通です。可もなく不可もなく、普通オブ普通。
シンプルな金属引き手だから財布に似合ってますよね。
ステッチ(縫い目)
ファスナーのところでも触れましたが、この財布じつは縫製が結構すごくて、ガタガタの表面を真っ直ぐに縫ってるんですよ。
牛革だったらこんな風に縫えるのもわかるんですけど、これクロコですからね。
実際に自分でミシン使ったことがありますが、こんなに一定の間隔で縫える気がしません。
さすが熟練の職人ブランドです。
手染めL字ジップ長財布の内装
内装は牛革ということですが、若干合皮っぽさ?床革っぽさ?がありますね。なんだろ、薄いからかな。
カード入れとかもギュッギュッと押し込むタイプじゃなくて、スルスル入るタイプ。この表現でわかりますかね?
柔らかくてしなやかなさわり心地です。
カード入れ
この財布、カード入れがとにかく多い!
この面だけで8枚。
反対の面にはなんと12枚!
つまり、両面合わせて20枚のカードが入ることに!めちゃ多い!
カードだけじゃなくて、ここの奥にもフリーポケットがあるんです。
よく見るとカード入れも基本に忠実、しっかり作られてますね。
クロコ革が貼られていて、初見だと気が付かないですよね、ここ。
こういう手の込んだ仕様好きですよ。
このスペースはレシートを入れるのに便利。
小銭入れ
L字ウォレットなので小銭入れ部分はファスナーがありません。
袋状態になっていて、外側ファスナーを開くとそのままアクセスできます。
賛否が分かれるんですけど、ジップ無しって奥まで一発で見えるため使いやすいんですよね。
まぁ、L字ウォレット自体がサクサク使うために作られてるので、使いやすさには定評があります。
札入れ
お札の深さはこんな感じ。
L字ファスナーは小さめのものもあるため、お札の深さを測っておくのは大事ですね。
片マチ仕様でお札が横からも取り出しやすいです。
カード入れは収納量がすごい!
カード入れのところで、カードが20枚入るといいましたが、フルで入れると見た目がすごい!
物語最終局面で出てくるガンダムみたいですね。笑
20枚のカードって文字にすると軽いけど、こんなに分厚いんですよ。
めちゃボリュームあります。
中身マックス状態で締めたらこんな感じ。
正直、めちゃくちゃ薄いです!
カードの多い主婦の人でも日常使用で充分使えるレベルです!
※余談ですが、この角度からの写真がめちゃ好きだったりします。
中身を入れた状態で、厚みを比べて見ましょう
これが使用前。
これが使用後。ヤラセ無しでこれ、ほとんど変化がありません。
内装の革が薄いのはこういうメリットがあったんですね。ヤバい!
実際手に持ったら結構重みとか手触りは違うんですけど、厚みはほかのラウンドファスナーなどと比べるとめちゃ薄ですよ。
気になるポイント
若干気になったポイントがあるんですけど、小銭入れ横のカード入れが深いんですよね。
免許証などの普段使わない大事なカードを入れておくのにはいいかもしれませんが、常用しているカードは入れないほうがいいと思います。
小銭入れの横なので、たくさん小銭を入れるとカードが曲がる可能性もあるし、たくさんあるカードポケットの中でここだけは使い所が難しいかもしれません。
20枚入るからよほどのことが無いと使わないと思いますが、使い倒したい人のために一応載せておきます。
同封の保証書がニクイ!
革芸人の財布には、品質保証書と一緒に革の扱い方を書いた説明書が同封されています。
こういう心遣いが良いですよね。
肝心の内容についてここで説明していると長くなりますし、内緒ということで。笑
まとめ
いかがでしょうか。
今回のクロコL字長財布は、はっきりいって高コスパ!
というか、基本的にワニ革って牛革以上に丈夫なので、この価格なら気軽に買えますね。
財布に、
- 薄さ
- 価格
- 使い勝手
- 高級感
を全部求めている人は買うべき全部盛り状態。
今回のパープル以外に、ブルーやグレーなどスーツに合わせやすい落ち着いた色もあるので、気になった人は見てみてください。