「万双の財布」限りないシンプルさ、これこそがメイド・イン・ジャパン

万双（まんそう）のメンズ財布

万双のオススメポイント

日本らしく、職人気質のブランドです。本気でスゴイので触りだけでも紹介しますね。バッグも作っているので、職人さんの腕の良さは折り紙つきですよ。

■ステッチ（縫い糸）がスゴイっ！

海外製の財布にありがちなガタついたステッチなんか一切無し。妥協を許さないラインは正確無比だし、コバの仕上がりはワイルドスワンズにも引けを取らない素晴らしい仕上がりです。コバと縫い糸の間に走る線が分かりますか？「縁捻（フチネン）」と言うのですが、ここまでやるのかと思わず鳥肌が立ってしまいますね。

■カードポケットがスゴイっ！

無駄を一切削ぎ落とした洗練されたデザインで、革の薄さも他の追随を許しません。カードポケットに膨らみが一切見当たらず、海外製の財布には見られない、まさに芸術と呼べる出来です。抱きしめて眠るといい夢が見れそうです。

■職人が納得行くまで選び抜かれた素材

いい意味で時代遅れと呼ばれるような頑固職人が作っているので、素材選びには余念が有りません。革の中でも、特に加工が難しいブライドルレザー、コードバンとクロコダイルの3種類しかラインナップに乗ってないのは、腕に自信が有る証拠ですよ。

また、２度のベジタブルタンニン鞣しを行う「双鞣和地（そうなめしわじ）」という独自の革を使った財布もあります。革の出どころは不明ですが、万双の職人さんが自信を持ってオススメしている最高の作品だそうです。

ブランドマークが無い

もともと、東京と神戸にしか店舗がなくネット販売が主になっているブランドなので、遠方に住んでいる人は実製品を確認するのが難しいですね。

ブランドマークを持っていないため、財布はひと目で万双と分かる仕様にはなっていません。なので他の財布のように、使っていて所有感を感じにくいかも知れません。派手さよりも落ち着きを求めている人にピッタリだと思います。

ガンゾの財布と良く比べられますが、値段は万双の方が圧倒的に安いです。

万双よりも安いMADE IN JAPANだとキプリスぐらいしか思い浮かびませんね。

俺のダンディズムでも紹介された

ダンディズムを極めようとする会社員の奮闘を描いたドラマでも紹介されていて、世のおじ様達が密かに憧れているブランドでもあります。

大人の渋さを極めるなら一度手にしておきたいブランドですよ。

万双のエイジング

万双の財布の経年変化を集めた記事を書いたので、宜しければこちらもご覧下さい。

≫ 「万双の財布についてエイジング記事を追加しました」

まとめ

上でも述べましたが店舗は神戸と東京にしか無いので、私みたいな田舎の方に住んでいる限りネットでの購入がメインになってしまいます。もし近くまで寄る機会があればぜひ立ち寄って見たいですね。

≫ 「万双公式サイト」

※万双のコードバンで使われている新喜皮革の工場見学に行ってきました。

⇒【レポート】コードバンってどうやって作られるの？新喜皮革へ見学に行ってきた話

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