本革で出来た財布。
それは大人への階段であるのと同時に、ちゃんと取り扱い出来るんだろうかと一抹の不安も感じます。
革財布はそこまで難しい事を考えなくても良いと思いますけど、それでも悩んでいるのなら背中を押してあげたい。
出来るなら革マニアの仲間を増やしたい(笑)。
そんな気持ちであなたの疑問に答えていきます。
Q&A 質問コーナー
それでは、質問コーナー行ってみましょう!!
Q.本革の手入れはどれくらいの頻度でするの?
A.革の種類にもよりますね。
ノーメンテで数年持つ人も入れば、1年で駄目になる場合もあります。クロム鞣しの革なら手入れは必要無いですが、タンニン鞣しの革であれば3~6ヶ月に1回のメンテをすれば気持ちよく使えます。
混合なめしなどの特殊な加工をした革なら、メンテンナンス方法についての取り扱い注意書きが有ると思うので、そちらを参考にして下さい。
Q.経年変化って言葉が良く出てくるんだけど、何?
A.経年変化とかエイジングと呼ばれている現象の事ですね。
買いたてのデニム(ジーンズ)は履いているうちに馴染んだり色落ちしたりしてカッコ良くなって来ますよね。それが経年変化です。
革もデニムと同じようにあなたの身体に馴染んできたり、色が変化してくるのを楽しむ習慣があります。タンニンなめしのヌメ革だと大きい変化が楽しめるので、経年変化が好きな人は好んでヌメ革の革財布を買います。
Q.海外製の革財布ってなんであんなに高いの?
A.日本製が安いのか、海外製が高いのか。
まず、革製品の輸入には関税が掛かります。10%前後ですが、3万円の財布を買うと約3千円が関税で取られてしまいます。日本製はもちろん関税が掛かりません。
またマーケティング戦略で値段を釣り上げられているブランドもあります。値段が高ければ良い物に見える日本人の悪いクセをうまく利用しているんですね。
Q.逆に日本製の革財布ってなんで安いの?
A.なんで安いんでしょうね。私にも分かりません。
ただ、財布ってパーツが少なくて、材料費が掛からずにほぼ手間賃で出来ている部分があるので、クロコダイルやコードバンなどの高級皮革を使わなければそこまで高くならないんじゃないかと思います。
あとは企業努力ですね。見えない場所で職人さん達が日夜戦ってくれていますので感謝しかありません。
Q.革財布を買ったら気をつけることはあるの?
A.水濡れ厳禁です。
オイルをたっぷりと染み込ませている革でも水分は危ないです。ナチュラル系の薄い色だと水ジミがハッキリと目立つので、雨が降ってきたら外に出さないなどの方法を取りましょう。
中には、雨ジミも含めての経年変化だと言っている豪の者もいますし、コードバン以外ならそこまで神経質にならなくても問題ありませんよ。
Q.コードバンは水濡れが危ないの?
A.水に濡れるとヤバイです。
コードバンは無理やりに起毛した表皮を寝かしつけて作りますので、雨に濡れるとその部分が起毛してボコボコになってきます。牛の角を使ったスティックで擦ると直りますが、出来るだけ水に触れないようにして下さいね。
Q.革を使った製品は牛が可愛そうで使えない
A.無理して使う必要も無いと思いますよ。
僕も確かに可哀想だとは思いますが、自然の摂理ですし、食肉の副産物として出てきている皮を加工されているので、本当に生き物が大切なら食肉を止めたほうが効率的です。
難しい問題なので、今は目一杯革を楽しんで、生まれ変わったら来世でベジタリアンになろうと思っています。
Q.革財布を買う前にココだけは見とけって場所ある?
A.使用シーンに合わせた使い方ができるかどうかを見ましょう。
せっかく買ったのに、普段使っているカードが後1枚入らないって事になったら最悪だし、ビジネス用に買ったのに派手すぎて使えないっていうのは残念ですよね。
自分がその革財布を使っているところを想像して、十分使えそうだと思ってから買うのをおすすめします。
Q.ハイブランドの革財布ってなんであんなに高いの?
A.広告費とデザイン料が高いんです。
しょうが無い部分はありますけど、その財布が有名じゃなければ買わない人達もいるんです。ブランドの知名度を買う人間もいれば、デザインを買う人間だっているんですよ。
僕も知名度やデザインを気にする事があるので、そこを重視しているブランドは嫌いではありません。使っていてすぐに壊れると辛いんですけどね。
Q.激安革財布ってヤバイの?
A.むしろ長持ちするんじゃないかって思ってます。
激安系の革財布って革本来の風合いを消して、革の表面をコテコテに塗り固めている場合が多いんですね。なので、革に使っている塗料の分だけ丈夫になりますね。ただ、ボロくなってもアジが出にくいです。
高い革財布と言うのは、やはり付加価値がついているからその価格なのです。
Q.良い物は長持ちするって本当?
A.本当です。
ただし、良い物といっても値段で決まるわけじゃなく、本当に良い物を見極めるなら審美眼が必要になります。
普通の人ならあまり革製品に触れる機会が無いので厳しいとは思いますが、ぶっちゃけネットの時代なので悪い物はすぐに噂が広がります。口コミでおすすめ品を買っておけば大体大丈夫です。
Q.なんでこのサイトは革財布なの?
A.えー、なんでって言われても。
革ってすごく身近な存在なので昔から好きだったんですけど、その中でも取っ付き易いのが革財布だったんですね。
あと、SR400っていうヤマハのバイクに乗っているのも一つです。バイカー=革ですからね。
まとめ
簡単ではありますが、以上、革の質問に答えてみました。
また順次追記していきますのでよろしくおねがいします!