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革の知識

【完全版】ヌメ革の財布を防水加工するための全手順!

簡単すぎてビビった!ヌメ革の財布を防水加工してみた全手順のアイキャッチ

「きれいに経年変化させたい!」

「カッコよくアメ色に焼きたい!」

せっかくヌメ革の財布を買ったんなら、手垢で汚れたアジのある財布もいいけど、玄人好みの艶々アメ色にしてみたいですよね。

そんなときは防水スプレーを使って、汚れを避けながらカッコよくエイジングさせましょう!

雨ジミもつかなくなるので、雨の日も気を使わなくてよくなりますよー。

※大体20~30分ぐらいで終わります。

▼今回の日光浴に使った財布はこちら
【レビュー】MLS(メンズレザーストア)の革財布「Dearest H01」を徹底解剖しました!

 

ヌメ革の財布には防水スプレーを!

メンズレザーストアの栃木レザーを使ったL字ファスナーウォレットディアレストH01

ていうかヌメ革って、なんか汚れがつきやすくないですか?

普通に使ってただけなのに手垢がついて真っ黒になっちゃったりして、、、

アメ色に焼けるんだったらカッコいいのに、汚れて茶色くなるのはちょっと違うかなーと。

なので、ヌメ革には防水スプレーが必需品だと思っています。

あまり知られてないんですけど、じつは防水スプレーは水だけじゃなくて、汚れも弾けるんです。

これで天下一エイジング武闘会にも参加できるっ!!(実在しません)

 

防水スプレーをするときに気をつけること!

使うスプレーは「1909シュプリームプロテクトスプレー」というやつです。

コロニルの防水スプレーは2種類ありますが、1909の方がちょっと良いやつです。高級です。

このスプレー1本で財布3個はいけるので充分に元は取れます!

あとで後悔しないように、迷わず高い方をいっときましょう!

 

スプレー前に気をつけるポイント

  1. 注意書きをよく読む
  2. 必ず最初は目立たない場所に使って様子を見る
  3. スプレーを吸わないようにする

基本的なことばかりですが一応書いておきます。

さぁ、可愛い我が子のためにがんばりましょう!

 

前準備は大事だよー

ヌメ革の財布を防水加工するためのマスキング

本来なら外でやるべき作業ですが、今回は夜なので室内で作業していきます。外寒いし。。。

さらには机の上で作業をするので、防水スプレーがほかに付かないよう養生(マスキング)をする必要があるんですよね。

マスキングにつかうのは新聞紙でもなんでもいいんですけど、ちょうど手元にあったゴミ用ビニール袋を使うことにしました。

 

ヌメ革の財布を防水加工に使うマスキングをテーブルに敷いたところ

コロニルの防水スプレーはあまり飛び散らないので、財布+片側20cmぐらいをカバーできればOKです。

さらに、ビニール袋なら静電気で余分なスプレー飛沫を吸着してくれるはず!

スプレーの種類によって飛び方が違うため、使う前に一度確かめてみてください。

 

防水スプレーする財布はコレ!

防水加工するヌメ革の財布

MLS(メンズレザーストア)のディアレストというブランドの財布です。

あまり見ない形の変わった財布ですね。内装が三分割されていて一粒で3度美味しい感じです!

内装もすべてヌメ革なので、まとめて防水していきましょう!

 

表側からシューッと

ヌメ革の財布を防水加工していくよー

最初は、財布を手にとってよく観察しましょう。

汚れをしらないピュアな質感です。

スプレーすると若干ですが質感が変わるので、最後の触れ合いを楽しんでください。笑

 

ヌメ革の財布を防水加工していくよー2

ついにやります。

室内だと暗くてスプレーできているのかよくわかんないです。

革の表面が濡れていればOKかな。

 

ヌメ革の財布を防水加工していくよー4

15cm~20cmぐらい離しておけば大丈夫なはず。

スプレーの範囲は思っているよりも狭くてピンポイントに吹き出します。

最初は遠目からスプレーすると失敗しにくいかも。

遠くから小刻みにシュ、シュ、シュ、とやるとキレイに塗れます。

 

ヌメ革の財布を防水加工していくよー3

ちょっと塗りすぎて、全体がシットリ濡れてしまいましたが、たぶん問題はないはず!

不安なら、少しずつ乾かして塗る、を繰り返すといいと思います。

一気に塗らなければいけないというルールはありませんからね。

 

ヌメ革の財布を防水加工していくよー5

ほら、キレイに乾いたでしょー?

コロニルの防水スプレーは、乾いたらめちゃキレイになるのでオススメです。

そのまま防水効果を高めるために、片側3回塗りましょう。

3回塗るのは、一番最初に防水スプレーをするときだけです。

 

裏も忘れずに

ヌメ革の財布を裏にも防水加工していくよー

財布にしてもバッグにしても、防水加工するときに忘れがちなの底部分。

耳なし芳一じゃないですけど、手で一番触る部分なので塗り忘れは厳禁ですよ。

 

ヌメ革の財布を裏にも防水加工していくよー2

シャシャーッと。

面積が小さい分、乾くまでがめんどくさいですね。

ここも3回忘れずに塗ってあげましょう。

 

ヌメ革の財布の裏側を防水加工していくよー

パタッとひっくり返して、ラスト裏側です!

ここまで来たら終わったようなもんですよ。ほんとに。

 

ヌメ革の財布を防水加工していくよー2

この段階までくると、最初から比べて上手くなってるの感じませんか?

このまま防水職人として生きていく未来などを想像しながらスプレープシュー。

いやほんと、めちゃ上手くなってるわー。(自画自賛)

 

ヌメ革の財布を防水加工していくよー3

中もスプレーしとこうと思って見てみましたが、なんと着色されていました。これならいらないかなー。

小銭とかお札って結構汚れているんで、財布によっては中もしっかりスプレーしてくださいね。

 

最後はブラシ掛け

ヌメ革の財布を防水加工してからブラシ掛けしていくよー

スプレーが全部終わったら、最後に軽くブラシ掛けをしていきましょう。

いっぱいブラシがあるので選ぶの大変ですね。

ですが、一番お気に入りの1909を会社に忘れてきました。トホホ。。。

 

ヌメ革の財布を防水加工してからブラシ掛けしていくよー2

一番柔らかいやつをチョイス!これヤギ毛だった気がしますが覚えていません。

ぶっちゃけブラシなんてなんでもいいです。

なければ布で磨いてあげてください。

 

ヌメ革の財布を防水加工してからブラシ掛けしていくよー3

ちなみに、コロニルの公式サイトでは布で拭くことを推奨しています。

ブラシでも布でも表面を均せるならなんでも大丈夫です、たぶん。

 

防水スプレーをするときに気をつけるポイント

防水スプレーをするときに気をつけること!

まずね、室内でやるのはよくないです。

たぶん人体にほとんど影響はないんでしょうけど、終わったあとに少しフラフラします。笑

というか、スプレー類は窓を開けて換気しながら使うようにしてくださいね。

また、外でスプレーしたこともあるんですけど、思いっきり吸い込んでノドをやられたことがあります。

吸引もしてはいけません。無臭ですが有害です。

 

まとめ

ヌメ革の財布の防水加工が終わったよー2

以上で防水加工は終わりです。

お疲れ様でした。

今回はほぼ変化がありませんでしたが、革質によっては色味が変わる場合もあるそうです。

目立たない場所で試してから本番に挑んでくださいね。

 

ヌメ革の財布の防水加工が終わったよー

次回はヌメ革の財布を日光浴させていきます!

ヌメ革は、使う前のプレ日焼けがものすごく大事ですからね。

ではまた次回!

▼次に見る日光浴の記事はこちら
【革の日光浴】ヌメ革の財布をキレイに日焼けさせる方法まとめ

 

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