今回レビューするエクスターウォレット(EKSTER WALLETS)は、財布っていうかマネークリップに近いんですけどね。
本家サイトでは薄型のスマートウォレットと呼んでいます。
実際に自分でも使ってみたんですけど、使っていて感じたポイントは、
- カード入れが機能的
- GPSトラッカーが面白い
- スキミング防止で海外もOK
でしょうか。
オシャレなアイコスケースみたいなの見た目で、財布らしくないですし防犯にもいいかも、ですね。
エクスターウォレットは一億円の財布っ!?
ちょっと変わったオランダの財布ブランド「エクスターウォレット(EKSTER WALLETS)」。
その中でも今回レビューするパーラメントはクラウドファンディングサイトの「Indiegogo」で100万ドル(約1億1300万)を集めたモンスタークラスの財布なのです。
希望額に対して2200%を超える出資が集まったことから見ても、かなり注目されていることがわかります。
クラウドファンディングとは
インターネットで不特定多数の人から資金調達可能なサービス。IndiegogoとKickstarterの2つが有名。
スマホと財布をつなぐトラッカーカード
なぜ出資がこんなに集まったのか?というのが気になって調べました。
エクスターウォレット自体はちょっと変わった普通のマネークリップです。
しかし、おまけでついているGPSトラッカーカードがすごかった!
紛失した財布をGPSで探すのはもちろんのこと、カード側からスマホを鳴らすこともできます。
スマホと財布、どちらか一方を持っていれば安心できるのは嬉しいですよね。
しかもソーラー充電なので手間いらず。3時間充電すれば1ヶ月持ちます。(※公式情報)
エクスターウォレットの機能紹介
まずカード入れの詳細から
- カードは8ポケット(最大10枚ぐらい)
- 機能付きカードホルダーがスキミング防止機能
- アルミで出来ているので頑丈っぽい
カード入れ部分については、言葉で説明するよりも動画を見たほうが早く理解できるはず。
「クイックカードアクセス」といって、財布下部のボタンを押すと、ニュッとカードが出てきます。
クイックカードアクセス部分には、免許証サイズの厚みで5枚まで入れられます。
無理をすればたくさん入るけど、管理するのがめんどくさくなるので、よく使うカードだけ入れておいたほうが無難です。
また、アルミ素材なのでケツポケットは避けたほうがいいかもですね。
※ケース自体は厚みもあって頑丈ですが、力を入れると少したわみます。
スキミング防止RFIDブロック機能
カード入れがアルミなので、スキミング防止にも役立ちます。
日本ではあまり馴染みのないスキミングですが、海外では一般的(?)のようなので、旅行財布として使うときにも安心できますね。
スキミング防止系のアイテムはカードが取り出しにくいものが多く、このパーラメントみたいにスルッと取り出せるタイプは珍しいと思います。
コインは推奨されてない
一応、コインも入れることは出来るようですが、公式サイトでも「推奨しない」と書かれています。
個人的にも「無理をすれば使えないこともない」ぐらいの印象ですね。
小銭入れとしての用途は期待しないほうがいいでしょう。
注目のトラッカーカード
じつは、トラッカーカードをつけると20ドル高くなります。
その分の価値は充分にあるのと、あとはトラッカーカード単品だと49ドルになるので、じつはお得なんですよね。
- 「TrackerR」というアプリ
- Bluetooth機能
スマホと連携させるにはこの2つが必要になるので、端末によっては対応していないかもしれません。
自分のスマホでアプリとBluetoothが使えるのか、購入前に確認してください。
追跡機能を使うのはまだ難しいかも
また、トラッカーカードにはCloudGPSという追跡機能もついています
ですが、アプリ使用者同士でネットワークを作っていくシステムなので、使用者が少ない地域だとあまり使えない感じですね。
もう少し普及していけば実用化できるはず!
使っている人が多い地域だと普通に使えるのかもしれませんが、僕は田舎住みなので未確認です。涙
※紛失防止機能はちゃんと使えます。
革は普通
触った感じ、タンニン鞣しのヌメ革のような特殊な革ではなく、ごく一般的なクロム鞣しの革だと思います。
けっこうフワフワした優しい触り心地です。
また、フラップのカード入れ部分などは薄すぎて、
「あれ、これ合皮!?」
と疑っていましたが革をよく見ると本革のようです。職人技!
本格的なエイジングは無理そうですが、アタリが付いてきてるので、結構楽しめそうな予感がしますね。
プレミアムレザーとは
商品説明にあるプレミアムレザーというのは、LWG(Leather Working Group)、つまり環境に配慮したタンナーから購入しているということです。
日本では話題になりませんが、海外はタンナーの環境汚染が問題になっています。
海外ブランドでは、環境問題をクリアしているタンナーから仕入れることが一種のステータスになっているようですし、個人的にもこの流れは賛成です。
エクスターウォレットの種類
カラーはクラシックブラウン、ナッパブラック、スティールブルー、ロマコニャック、の全部で4種類。
公式サイトは翻訳がクソ怪しいので、本当の名前と一緒に紹介していきますね。笑
サイトだけ見ると中国ブランドっぽいけど、じつはオランダのブランドです。
パーラメントウォレット
- 名前:PARLIAMENT WALLET(パーラメント)
- サイズ:1.5 x 10.5 x 6.5 cm
- 素材:Premium leather
パーラメントという名前を直訳すると「議会」。
この財布がエクスターウォレットで一番売れ筋です。
もちろん、クラウドファンディングで1億円集めた財布もコレです。
(※クラファン当時と比べてトラッカーカードの性能が上がっています)
ガジェットファンにはたまらない逸品ですよね。
男心をグサグサと突き刺してくるディティールと。ガジェット感溢れるギミックが魅力です。
サニット
- 名前:SENATE CARDHOLDER(サニット)
- サイズ:0.85 x 10.5 x 6 cm
- 素材:Premium leather
前述のパーラメントから、フタを外したタイプの財布です。
カードポケットが減ったり、マネークリップが丸見えになったりしますが、その分シンプルにまとまりました。
通常のマネークリップと違って、ケースがしっかりカードを守ってくれるので便利!
RFID付きなので海外旅行にもしっかり対応しています。
⇒Senate Leather Card Holderを見てみる
エクスターウォレットは日本でも流行る?
海外のクラウドファンディングで注目が集まっているわけで、日本ではまだ無名な財布です。
公式サイトだと「議会の財布」という名前になってるし、日本語翻訳ツールで無理やり変換した感じになっています。
これは胡散臭い・・・。
また、海外発送(送料は無料)なので住所の入力もちょっと複雑です。
そういう部分を乗り越えて手に入れなければいけないので、エクスターウォレットが普及するのはまだ先かなーと。
ですが、トラッカー機能は強烈に便利だし、日本に代理店ができれば期待できると思います。
都心ではキャッシュレス化がどんどん進んでますからね。
公式サイトで代理店を募集してるみたいなので、だれか一旗上げてみませんか?
パーラメントウォレットのレビュー
当サイトで、パーラメントウォレットのレビューをしています。
ざっくり紹介しているこちらの記事よりも、もっと細部まで分かりやすいんじゃないかと思います。
ぜひ合わせてご覧ください。
⇒【レビュー】エクスターウォレットのパーラメントを使い倒してみた
まとめ:現代社会に適応したマネークリップ
使ってみた感じ、エクスターウォレットは財布というよりも、むしろガジェット系の部類に入ると思います。
- トラッカー機能
- 機能的カード入れ
ここに男の夢が詰まっていますよね!
おすすめなのは、財布を無くしやすい人や、カードをよく使う人。
とくにカード入れは使った瞬間に注目されますし、話のネタにもなりますよ。