「日本製の財布が欲しい!」
「財布を買うなら日本製がいい!」
しかし、日本製を謳いながらも雑な仕上がりで海外製品に劣るものも少なくありません。
そこで今回は一歩踏み込んで、メイド・イン・ジャパンを代表する本物の財布を探している人のために、日本製のトップクラス革財布ブランドについて語っていきましょう!
本物と呼ばれる革財布、職人渾身の力作、最高品質の財布は最高ですよ!
いまこそ日本製の財布を選ぶ理由!
数年前まではヴィトンの財布が流行っていて、猫も杓子もヴィトンを使っている時期がありましたよね。
ですが、ここ最近はハイブランドブームも落ち着いて、質のいい財布を求める声が多くなってきました。
とくに日本製の財布は、
- 持ち前の器用さを生かした丁寧な縫製
- 歴史に裏付けされた革の選定眼
- 長年使える修理保証
など、海外製の財布と比べると大きなアドバンテージがあります。
シンプルなおかげで品質の高さが際立って見えますよね。
ということで満を持して、上位といわれている日本製財布ブランドを紹介していきますね!
高級品と高品質の意味を取り違えないで!
・・・と本題に行くその前に、高品質ってどういう意味?というのをまず説明させてください。
というのも、言葉だけが先行していて結局、
「値段の高い物 = 高品質な物」
という風に見られているからです。
間違いではありませんが、値段はいくらでも自由につけられるものです。
色んなショップの店員さんと話してきましたが、販売に関わる店員さんですら値段=品質を信じている人が多いのが現状です。
つまり、あのブランドは高いから品質がいい!とは言えないんですね。
日本製の高品質な財布ブランド
というわけでお待たせしました。
日本トップクラスの高品質な財布ブランドを紹介します!
圧倒的にクオリティが高いため、革財布初心者の人でもレベルの違いを感じ取っていただけると思います。
※今回紹介するブランドは、革が手に入らなければ商品を作らないような職人気質なブランドばかりなので、売り切れる前に手に入れたほうがいいです。
※価格帯はラウンドファスナー、長財布、二つ折り財布をシリーズ合わせて載せています。 なお価格は2017年11月更新当時のものです。実際には掲載先で値段を確かめてください。 |
1,ココマイスター
ブランド | COCOMEISTER |
---|---|
設立 | 2011年 |
価格帯 | ¥22,000~120,000 |
公式サイト | http://cocomeister.jp |
革ブランドの中でトップクラスの売上を誇る「ココマイスター」。
革に対して常軌を逸したこだわりを持ち、長財布から二つ折り財布まで謎のこだわりを見せています。
薄利多売方式でコスパもよく、初心者から上級者まで納得のクオリティ。
意外とリセールが良いので、飽きたらいつでも買い換えれるというオトクさもありますね。つまりこれは投資。笑
シリーズ数が多いので迷ったら、まずはブライドルシリーズを使ってみることをオススメします。
参考記事:【3種類のコードバン】ココマイスターの最高級革財布を徹底解説します!
参考記事:コードバンよりもカッコイイねッ!!クリスペルカーフシリーズの革財布
2,GANZO
ブランド | GANZO |
---|---|
設立 | 2003年 |
価格帯 | ¥25,920~183,600 |
公式ショップ | https://www.rakuten.co.jp/ajioka/ |
日本製の財布といえばココを外してはいけないでしょう。
有名ブランドのOEMを手がけている㈱AJIOKAのオリジナルブランド「GANZO(ガンゾ)」。
革を知り尽くしたGANZOだからこそ作れる財布はどれも一級品ばかり。
とくにシンブライドルシリーズとコードバンシリーズが人気です。
3、クレバレスコ
ブランド名 | Crevaleathco |
---|---|
設立 | 2013年 |
価格帯 | ¥30,800 ~102,300 |
オンラインショップ | https://www.mensleatherstore.jp/ |
個人的にイチオシなのがこのブランド「Crevaleathco(クレバレスコ)」!
ビジネス財布で革質がいいのはもちろんのこと、すべて手縫いという珍しい体制を取っているのです。
カラーオーダーもできるため、他人と同じものは嫌だという人にもピッタリ。
手縫いにしては良心的な値段設定も最高です。
自社ショップを持っていないのですが、メンズレザーストアから購入できます。
4、キプリス
ブランド名 | CYPRIS |
---|---|
設立 | 1995年 |
価格帯 | ¥10,800~270,000 |
公式サイト | https://www.noi-japan.com/ |
百貨店にも卸しているモルフォ社「キプリス」。
モルフォ社はキプリス以外にもブランドを持っていますが、一番有名なのはキプリスでしょう。
安価なわりに耐久性の良い革を使っているため、一般的に使いやすいものが多いのが特徴。
また、廉価な財布ブランドと思われていますが、シリーズ最高級ラインの「キプリスコレクション」は別格です。
キプリスお抱え職人の中でもコレクションシリーズを任されるのはほんの一握りなのです。
5,万双
ブランド | 万双 |
---|---|
設立 | 1995年 |
価格帯 | ¥17,000~94,500 |
公式サイト | https://www.mansaw.net |
革財布好きの間ではかなり有名な「万双(まんそう)」。
ロゴを入れない方針のブランドはかなり珍しく、究極にシンプルな財布が欲しい人にオススメです。
万双はこの中では低価格路線なのでお財布にも優しいですしね。
ここでしか作られない万双ミニ財布は密かに人気が高いので注目ですよ。
6,ウォームスクラフツ マニュファクチャー
ブランド | THE WARMTHCRAFTS-MANUFACTURE |
---|---|
設立 | 2002年 |
価格帯 | ¥21,000~48,000 |
公式サイト | http://www.twcm-store.com/ |
ここを知っていたら相当な革好きです。
姫路の馬革専門タンナー新喜皮革の作ったオリジナルブランド「ウォームスクラフツ マニュファクチャー」。
タンナーだからこそのいい革を優先的に使える素晴らしさ。
さらに新喜皮革お抱え職人の技術力の高さもトップクラスです。
ネットだと馬革がメインなのですが、実店舗だと牛革のものも置いてあります。
7,土屋鞄製造所
ブランド | 土屋鞄製造所 |
---|---|
設立 | 1965年 |
価格帯 | ¥23,000~39,000 |
公式サイト | https://www.rakuten.ne.jp/gold/takuminowaza |
老舗中の老舗「土屋鞄 製造所(つちやかばん せいぞうしょ)」。
落ち着いたデザインと、創業50年を超えるモノづくりの技術は多くの人から愛されています。
もともとレディースバッグを作っていたこともあり、男性用以外に女性向けの財布も多くあるのも嬉しいところ。
フワッとしたデザインのものが多い反面、カッチリした財布が少ないのは残念かも。
「ランドセル革を使った子供とのお揃い財布」とか出してくれないかなー。
8,大峡製鞄
ブランド | 大峡製鞄 |
---|---|
設立 | 1935年 |
価格帯 | ¥29,160~286,200 |
公式サイト | http://www.ohbacorp.com |
こちらも老舗中の老舗「大峡製鞄(おおばせいほう)」です。
大峡製鞄は皇室とも縁のあるハイクラスなブランド。
若干デザインが古臭いと揶揄されることもありますが、品質は間違いなく一級品です。
いい意味でも悪い意味でも頑固一徹な職人気質のブランドだと思います。
コードバンを使ったランドセルも有名ですよ。
センスのいい財布の見つけ方
さて、ここまで7つのブランドを見てきましたが、すべてのブランドには共通点があります。
それは「スーツに似合う財布」がそれぞれのブランドの最高級品として扱われている点です。
つまり、コンセプトが同じなので、見比べてみるとブランドとブランドの差がハッキリと分かるわけですね。
ということで、財布選びで迷ったときはそれぞれ一番いいもの同士を比較してみましょう。
「そんなんで分かるわけないじゃん!」
と思うかもしれませんが、実際にやってみると革質やクオリティの差が理解できます。
ときには俯瞰して見ることも大事ですね。
品質を支えるデザイン
「革質×技術×デザイン=品質」
品質についての議論はいろいろあるのでしょうが、僕は上記のように考えています。
3つの中で革質と技術は重点的に見ている人が多いです。
しかし、デザインは軽視される傾向にあります。
でも考えてみてください。
どんなにいい職人さんが、どんなにいい革を使って財布を作っても、デザインがダサければそれは高品質な財布と呼べるでしょうか?
- 革質
- 技術
- デザイン
この三位一体すべてが揃って初めて高品質と呼べるのではないでしょうか!
もし「センスいいね!」と言われたいなら必ずこの3点を押さえてください。神は細部に宿っています。
まとめ
日本製の財布は知名度が少ないので探すのが大変ですよね。
なぜか「日本のブランドだから日本製だよね」という風に判断しているサイトも多いですし、どれが本当の話なのか分かりにくくなってしまいました。
なので当サイトでは、歴史のある国産ブランドだけに絞って紹介しています。
新興のブランドでもいいものを作っているところはあるので、ゆくゆくはそちらも紹介していけたらいいなぁと。
ということで、国産の高品質な財布ブランドの紹介でした。