fico(フィーコ)とは
- GANZOのセカンドラインなので実力は折り紙つき
- 皮革製品の卸売業者「AJIOKA」が厳選した革が使われている
- 値段を落とすために海外で作っているのでリーズナブル
フィーコの特徴
GANZOのセカンドラインなのに、GANZOの影に隠れてヒッソリと息を潜めているフィーコは、中国生産品ながら中々の品質ということで評判が非常に良いですね。
私も先日、家族とショッピングモールへ出かけていた時に偶然発見したぐらいなので、知名度はガンゾ以上に今ひとつのようです。
中国製と言うこともあり、敬遠されがちなのですが、見てきた限りでは革質も縫製もワンランク上の財布と遜色が無かったので、ご紹介しようと思った次第です。
AJIOKAとは
株式会社AJIOKAは大正6年から約100年続く老舗の皮革製品を卸している会社です。
長年、革に携わってきた皮革業者の経験とカンを使って、素晴らしい革製品を世の中に送り出し続けています。
独自ブランドの生産以外にも、有名ブランドのOEM(ライセンス)生産を行っていて、ケンゾーやジバンシィ、コムサデモードなどよく目にしているブランドの小物を作ったりしています。
GANZOとは
次に行く前に、ガンゾを知らない人の為に少しだけ。
品質にこだわって日本製の革財布を探すと、
このあたりが良く話題に上がってきます。。その中でもトップクラスの品質と言われているのがガンゾなのです。
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国内最高峰のブランド「GANZO(ガンゾ)」の評価・評判を徹底解説!
いま日本製の革財布を探していると必ず名前があがる「GANZO(ガンゾ)」。 国産の財布ブランドの中でも5本の指に入る実力は見逃せません! また、その品質と加工技術はまさにトップクラス、実力がすごいんで ...
まぁ、値段もトップクラスなのである意味当然なのですが。ハイブランドは嫌だけど、シッカリとした良い物が欲しい人向けのジャパンメイドのブランドです。
売り切れが多くて、欲しい時に手に入りにくいのが困ったところですけど。
セカンドラインとは
セカンドライン、ディフュージョンラインとも言ったりしますが、そのブランドの名前を広く知れ渡らせる為に、価格を抑えて作られる、いわばブランドの広告塔です。
ホワイトハウスコックスのセカンドライン「セトラー」、ジョルジオアルマーニのセカンドライン「エンポリオアルマーニ」のように、海外ブランドではセカンドラインの使用は一般的です。
反対に、日本のブランドではセカンドラインの概念があるのか無いのか分かりませんが、あまり見かけないですね。
フィーコは日本のブランドにしては珍しくガンゾのセカンドラインと言われていますが、親会社のAJIOKAはそこまで深く考えていないのかも知れません。
【参考】セトラーについての記事
【参考】アルマーニについての記事
フィーコのおすすめメンズ革財布
ということで、フィーコでオススメの財布をご紹介しますが、とにかくコスパの良さには自信がありますので、ぜひ近くに取り扱っているお店があれば手にとって見てください。
この価格帯ではブッチギリの完成度だと思います。
fico Occhio(オッキオ)2つ折り財布
フィーコ | 二つ折り財布 |
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仕様 | 札入れ2、小銭入れ2、カード入れ2 |
サイズ | 93x115x30mm |
素材 | バッファロー革 |
原産国 | 中国 |
価格 | ¥8,100(税込み) |
バッファローの野性味溢れる魅力が味わえる二つ折り財布です。
メインラインのGANZOからは考えられないくらいの激安価格ですが、しっかりとガンゾのDNAを受け継いでいます。
コバや縫製が少し甘い部分もありますが、ガンゾとの価格差を考えると仕方が無い部分でもあります。
同じ価格帯の中国生産品と比べるても圧倒的にフィーコの方が造りが良いので、贈り物にも最適だと思います。
むしろこの財布を使ってしまうと、財布にお金を出すのが馬鹿らしくなってくるかも。
fico Occhio(オッキオ)メンズ長財布
フィーコ | 長財布 |
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仕様 | 札入れ、小銭入れ、カード入れ18 |
サイズ | 90x190x20mm |
素材 | バッファロー革 |
原産国 | 中国 |
価格 | ¥8,640(税込み) |
野性的なバッファローレザーにビビッドな差し色が特徴的な長財布です。
小銭入れのファスナーが革で出来たチャームになっていたり、コバの色が鮮やかなのでビジネスシーンで使うときにはちょっと気をつけたほうが良さそうです。
遊びごころに溢れている革財布なので、一味違った自分をアピールするには持って来いです。
新しい自分にチャレンジする時にもおすすめですね。
fico Cerato(チェラート)メンズ長財布
フィーコ | 長財布 |
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仕様 | 札入れ、小銭入れ、カード入れ9 |
サイズ | 95x190x20mm |
素材 | ブライドルレザー/ヌメ革 |
原産国 | 中国 |
価格 | ¥15,120(税込み) |
スペイン産のブライドルレザーに国産のヌメ革を合わせた贅沢な長財布です。
先ほどの長財布と違って、こちらはシンプルなベーシックタイプなので、ビジネスシーンに使うならこちらの方がおすすめです。
たっぷりと蜜蝋を染み込ませたブライドルレザーなので、ブルームを取るのか、取らずに使うのか迷いますが、どちらにしてもカッコイイ経年変化を楽しませてくれそうです。
薄くスッキリとした長財布なので、世代を問わず使えますね。
fico コードバンラウンドファスナー
フィーコ | ラウンドファスナー |
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仕様 | 札入れ2、小銭入れ、カード入れ13 |
サイズ | 200x100x24mm |
素材 | コードバン/牛革 |
原産国 | 中国 |
価格 | ¥32,400(税込み) |
カッチリとしたコードバンのラウンドファスナーです。
内装はシュリンクレザーを使っていて、細部にまで職人のこだわりが見えます。
外側にもフリーポケットが付いているので、レシートなどすぐに取り出したい物をしまっておく事が出来ますね。
皮革素材だけじゃなく、機能性の追求も忘れないficoの姿勢がうかがえます。
ficoのエイジング
ficoの財布も10年ぐらいなら余裕で使えそうですね。
近頃の中国製品は二極化していて、本当にヤバイブランドはたくさんありますが、ficoのように日本製とあまり差が無いようなブランドも出てきています。
確かにメインラインのGANZOと比べると劣りますが、そもそも日本製の革財布が中国製に負けてしまうと、日本製である必要が無くなってしまうので、まだまだ日本の職人さんに頑張って欲しいですね。
まとめ
安くて良い物が欲しい、生産国にこだわらないという人におすすめできるficoでした。
もう少し値段が高くても良いから日本製が欲しいという人にはキプリスを押しておきます。
そこまで値段も変わりませんし。
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ただし、ficoは切り目磨きだったり、縫製も満足出来るラインだったりと中国製にしてはレベルが高いです。
ブライドルレザーやコードバンが格安なのも良いと思いますよ。