ビジネス向けの財布といえばブライドルレザーは外せませんね!
元は馬具に使うために作られた革ですし、堅牢性もさることながら耐水性も段違いです。
ということで今回は、革の中でも圧倒的存在感を放つブライドルレザーの財布ブランドをまとめました。
買い替え時の参考にしてください。
関連記事:【財布の手入れ】1年間使い込んだブライドル二つ折り財布を徹底メンテします!
ブライドルレザーの財布まとめ
というわけで、ブライドルレザーの注意点などは後述することにして、さっそく財布を取り扱っているブランドを紹介していきますね。
ブライドルは加工が難しいので、取り扱っているブランドはあまり多くありませんが、できる限り集めてみました!
それでは、見ていきましょう!
※価格帯は、二つ折り財布、長財布、ラウンドファスナーそれぞれの参考価格を入れています。
グレンロイヤル
ブランド名 | グレンロイヤル |
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生産国 | スコットランド |
価格帯 | 約¥7,000~45,000 |
グレンロイヤルは、スコットランドの頑固な職人ブランドです。
Whitehouse Cox とエッティンガーを加えて、イギリス御三家と呼ばれていますが、その中でもブライドルレザー専門ということで人気があるブランドなのです。
並行輸入でめちゃくちゃ安く買える反面、関税を考慮すると本当にこの値段で手に入るのか分からない怪しさがあります。
海外ブランドの並行品は偽物も多いため、できるだけ正規店で手に入れた方が良いと思います。
革蛸
ブランド名 | 革蛸 |
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生産国 | 日本 |
価格帯 | ¥13,000~60,000 |
アメカジ向けブランドとしてとても有名な革蛸のブライドルシリーズです。
革蛸は手縫い、機械縫いから選んだり、革の種類がたくさんあったりするので、僕みたいな優柔不断な人間には、財布の沼に沈む覚悟が必要になります。
厚みのあるゴツい財布が多い分、ビジネス用途には使いにくいのですが、それでも使っている人を数人みたことがあるので使えないわけではないと思います。
手縫いから選べるのが魅力ですね。
ブリティッシュグリーン
ブランド名 | ブリティッシュグリーン |
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生産国 | 中国 |
価格帯 | ¥18,000~30,000 |
4万個以上売れている二つ折り財布で有名なブリティッシュグリーンです。
ブリティッシュグリーンは、グレンチェックという会社のブライドルレザー専門ブランドとして立ち上げられているので、ブライドルレザーを使った様々な財布があります。
例えば、ブライドルイントレチャート(編み込み)の財布なんてブリティッシュグリーンでしか売ってないマニアックな財布ですね。
中国生産で値段が安く抑えられているので、ほかの財布よりも安く買えるのも魅力。
ソメスサドル GBシリーズ
ブランド名 | ソメスサドル |
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生産国 | 日本 |
価格帯 | ¥19,440~21,600 |
日本唯一の馬具ブランド ソメスサドルを外してはダメでしょう。なぜなら、ブライドルレザーは馬具用に開発された革なのですから。
というわけで、ソメスサドルは皇室にも献上したことがある由緒正しい老舗ブランドです。
イギリスの馬具ブランドのように、あまりブライドルレザーに積極的というわけではありませんが、日本ブランドならではの確かなものづくりには定評がありますね。
デザインが野暮ったい分、年配の方に人気があります。
JAM HOME MADE
ブランド名 | JAM HOME MADE |
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生産国 | 不明 |
価格帯 | 約¥20,000~39,000 |
アクセサリーブランドでお馴染み、JAM HOME MADEのブライドルレザーシリーズです。
誕生石と合わせたシリーズや、コラボシリーズなどで、従来の革財布とは一線を画したデザインが人気です。
ほとんど黒一色でカラーバリエーションがないのが残念ですが、洗練されたカッコよさで一味変わった財布が欲しい人におすすめです。
ハードな革財布を探しているなら間違いなくココですね。
ポーター カジノ
ブランド名 | ポーター |
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生産国 | 日本 |
価格帯 | ¥23,220~24,840 |
ポーターの革財布シリーズの中で、ブライドルレザーを使っているのはカジノですね。
使い勝手のよさに定評のあるポーターで唯一、「馴染まない」「硬い」などとハードなシリーズとして知られています。
ブライドルレザーは通常、使いやすくするために薄くしているブランドが多い中で、ポーターはヘヴィでガッチリ。
このじゃじゃ馬を飼いならせる自信のある方はぜひ挑んでみて下さい。
ビジネス用に使うには少々難しいかもしれません。
ココマイスター
ブランド名 | ココマイスター |
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生産国 | 日本 |
価格帯 | ¥24,500~30,000 |
ココマイスターのビジネス用財布で最も人気のあるのが、このブライドルシリーズです。
値段のわりに品質が良いというのが人気の理由ですが、その中でも特にラウンドファスナーのコスパは抜群ですね。
ビジネスシーンで使うならちょうどいい、とても手頃な財布だと思います。
持っている人をよく見かけるのが難点ですが、カラーバリエーションが豊富な上に、少し高級な両面ブライドルのシリーズや、他のシリーズとのコラボ商品もあるので被ることは少ないでしょう。
財布選びで迷ったら、コレを選んでおけば間違いないです。
コルボ フェイス
ブランド名 | コルボ |
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生産国 | 日本 |
価格帯 | ¥30,000~35,000 |
幅広い年代にファンがいるCORBO.のブライドルシリーズ、フェイスです。
ファクトリー(工房)系ブランドのコルボは、製品一つ一つがとても優しいデザインをしています。
味わい深い見た目からは、温かみを感じますね。
リピーターが多いのも特徴で、お客さんに近いものづくりをしている印象です。
素朴でナチュラルな雰囲気の財布を探しているならコルボがオススメです。
GANZO シンブライドルシリーズ
ブランド名 | GANZO |
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生産国 | 日本 |
価格帯 | ¥32,400~51,840 |
日本の革財布業界をトップで引っ張っているGANZOの代表作、新ブライドルシリーズです。
財布の外装にはブライドルレザー、内装には経年変化の素晴らしいミネルバ・ボックスを使っていて、ダブルで美味しい作りが嬉しいですね。
完成度が高いのでGANZOの中でとても人気があり、手に入りにくいのが現状です。
どうしても欲しいなら実店舗にいくのが確実だと思います。
土屋鞄製造所
ブランド名 | 土屋鞄製造所 |
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生産国 | 日本 |
価格帯 | ¥35,000~39,000 |
ランドセル作りの老舗、土屋鞄製造所のブライドルシリーズ。
もはや風格すら感じる革財布に仕上がっていますね。
コードバンシリーズがクリスマス限定の土屋鞄において、ブライドルシリーズが平常時の最高ラインになるので、値段が張るのはご愛嬌。
一歩上の大人な感じを演出したいときにオススメのブランドです。
Whitehouse Cox
ブランド名 | ホワイトハウスコックス |
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生産国 | イギリス |
価格帯 | 約¥36,000~45,000 |
イギリス御三家の1つ、Whitehouse Coxです。
百貨店でも取り扱いがあり、若い人たちの間でとても人気があります。
革の表面に模様をつけている型押しブライドルレザーに注目が集まっています。
型押しの模様の種類によって呼び方が変わるのですが、リージェントブライドルレザーという型押しがオススメです。
イギリスらしい雰囲気の革財布だと思います。
ブライドルレザーとは
ブライドルレザーという名前は知っているけど、いったいどういう革なのか知らない人も多いみたいなので、サラッと解説します。
そんなの全然知ってるよ~という方は先に進んで下さい。
乗馬用に作られた革
元々ブライドルレザーは乗馬用に作られた革なのです。それも2000前にイギリスでっ!
革自体は丈夫ですが、それでも乗馬の激しい動きについてこれず、耐久性が問題視されていました。
そこで、
「とにかく丈夫な革が欲しい!」
と作られたのがブライドルレザーなのです。
ブライドルレザーの作り方
簡単にいうと、従来のタンニンなめし革の製法にプラスして、グリースと呼ばれる牛脂やミツロウなどを染み込ませたもので、強度が格段にアップしています。
表面にブルームと呼ばれる白いロウ成分が浮いているのがたまらないんですよね。
ブルームのロウは、ロウソクなどのロウと似たような性質があるので、馬毛ブラシなどでこすって熱を入れると溶けてキレイな艶に変わります。
このロウを楽しめるようになってきたら、革マニアへの片道キップを手に入れたも同然です(笑)。
作っているタンナーは複数あるよ
ところで、ブライドルレザーと一口に言っても、作っているタンナー(革工場)がたくさんあるってご存知ですか?
よく見かけるのはセジウィック社のブライドルレザーですが、他にもトーマスウェア社やベイカー社など、いくつかのタンナーで作られています。
基本的にはイギリスのタンナーで作られていますが、もしかしたらイギリス以外にも辺境の地でマニアックなタンナーに作られているかもしれません。想像するとワクワクしますね!
それぞれのタンナーに特徴があるので、作っているタンナーに目を向けるのも楽しいと思います。
参考:タンナーを知らずして革を語るなかれ!!世界のタンナー一覧ページ
エイジングがちょっと難しい
ブライドルレザーをキレイにエイジングさせるのって結構難しいです。
革本来の持ち味をだすのなら、普通にヌメ革の財布を買ったほうが分かりやすい変化をしてくれますから。
というのも、ブライドルレザーは堅牢なので馴染みにくいのと、グリースを染み込ませるために革の表面を削っているから表情が出にくいんですね。
しかし、まったくエイジングしないわけじゃなく、使い込んだブライドルレザーから出てくる凄みには威圧感を感じます。
まさに大人の持ち物、そう思わせてくれるのがブライドルレザーの財布なのです。
キズもアジのうち
ブライドルレザーといえど、タンニンなめしの革なのでキズがつきやすいです。
このキズをアジとして見ていくのが、革財布の楽しみ方の1つですね。
堅牢な革なのでキズがつきにくいのですが、まったくつかないわけじゃないので、キレイに使いたい場合は気を使う必要があります。
まとめ
ブライドルレザーは、ビジネスシーンに映える上品な革ということで、本当に使いやすい財布です。
加工が難しいので、素材として使っているブランドは少ないながら、探せば色々とありますね。
長年使えるのでコスパもいいし、 ブルームが取れて少しずつキズが入ってきた頃には、きっと手放せないぐらい馴染んでいるはず。
エイジングを想像するだけでテンションが上がりますね!
というわけで、ブライドルレザーの財布ブランドのまとめでした。
関連記事:【財布の手入れ】1年間使い込んだブライドル二つ折り財布を徹底メンテします!
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