意外と知られていない、革財布のメンテナンス方法とは? ~革の知識~

チラ見せ

布やナイロンの財布と違って、本革の財布ってメンテナンスに困っていませんか?

革財布を買ったのは良いけど、人によってはオイルを塗れとか、手の脂がつくだけで大丈夫だとか、はたまた鼻の脂を塗ればいいとか、十人いれば十人とも違った手入れ方法があります。今回が僕が良くやるメンテナンスをご紹介します。

 

大事な革財布のお手入れ方法

用意するものは3つだけ

革の手入れって面倒くさいイメージがついてまわりますけど、慣れれば10分くらいで終わりますよ。

僕は3ヶ月~半年に一回くらいしかしないので、逆に手入れのタイミングが待ち遠しいです。

手入れ道具は様々ですが、僕はメンテに手を掛ける方では無いので3種類だけ用意しています。

 

馬毛のブラシ

革靴用のブラシは革財布にも使います

革のメンテナンスをするときは、絶対にブラシを忘れてはいけません。豚毛、馬毛、山羊毛と後ろに行くにしたがって高級になっていきますが、馬毛のブラシさえあれば大丈夫です。豚毛は硬くて使いにくいです。

オススメはコロニルのブラシです。毛の密度がギュッと詰まっているので、熱がかかりやすくて非常に良いと思います。コロニルのブラシなら、その辺のスーツを売っている店の革靴コーナーに置いてあると思います。

あまり知られていませんが、実はブラシもエイジングしてきていい感じに馴染んでくるので、ブラシを買うと経年変化の楽しみが増えます。

 

 

革用のオイル

コロニル シュプリームデラックス

革にオイルと入れる話になると、「絶対にオイルが必要派」と「オイルは手から出る脂で十分だ派」に分かれます。

僕は「季節の変わり目に必要派」という中途半端な人間なので、オイルは塗る方向で進めたいと思います。

オイルは塗っても塗らなくても駄目になる時は駄目になるので、おまじないだと思って塗っておきましょう。

僕が財布をオイルアップするときは、ブーツ用に使っているコロニルの「ディアマント」を塗っています。シダーウッドオイルが入っていて良い匂いがするのと、ヌメ革をスーッとナチュラルに染み込んでいくところが気に入っています。

ちょっとの量で済むし、いかにも革に良いクリームという感じがします。

ディアマントは進化して「シュプリームクリーム」と名前を改めたようです。僕も使ってみたいのはやまやまなんですが、ディアマントが全然減らないので無くなるまで数年の間、このままディアマントで我慢しないといけません。

 

 

キレイなタオル

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タオルは水拭き用と乾拭き用をそれぞれ揃えてください。百均で売っている「マイクロファイバータオル」がすごく使いやすいです。2枚新品で揃えても200円なので使い捨てにしてもいいと思います。

キレイなタオルでないとダメということでは無いですが、日頃から大切に使っている財布なので、薄汚れたぞうきんなんかで拭きたくないだけです。

財布に愛情がないのなら、汚れたウエスで拭いても問題ナッシングですよ。要は気持ちの問題です。

 

 

具体的なメンテナンス手順解説

決まった手順は無いものの、僕は大体このような手入れをしています。ぜひ参考にして下さい。

その前に、まずは財布の中身を全て取り出すのを忘れないで下さいね。

 

1.ブラッシング

最初のブラッシングはホコリを落とすための大事な作業です。

ブラッシングしすぎて壊れるようなことは無いので、念入りにホコリを落として下さい。ステッチのスキマとか、革と革の段差なんかは結構溜まっていますので、掻き出すようにシャカシャカして下さい。

 

2.水拭き

水拭きは革の表面に付いている物理的な汚れを落とすのと同時に、革に潤いを与える重要な作業です。

2枚用意したタオルの内、1枚目のタオルを水に濡らした後、ギュッと硬く絞って出来るだけ水分を取りましょう。

拭く時に、ゆっくりゴシゴシすると革に水が染みこみすぎたり、汚れがシミになったりしますので、ササッと表面を拭きあげて下さい。革に必要な水分はほんの少しだけでいいので、特に水分補給を意識する必要はありません。

前回オイルアップしている財布であれば、水分は染みこまないで表面に水滴になって浮きます。

 

3.乾拭きしましょう

2枚目のタオルは、水拭きしたときの水分を拭きとってしまいましょう。

あまりゴシゴシすると革の表面を傷つけてしまう可能性があるので、様子を見ながらフワッと拭きましょう。

赤ちゃんの肌を拭くように優しくしてあげるとグッドです。

 

4.オイルをうす~く塗る

よく言われる目安は米粒1、2粒くらいですね。それを塗り広げるコトで、必要以上にオイルが革に入ることも無くなります。

僕はそういった目安は気にせずに、オイルに適当に指を突っ込んで、指についた分だけ塗り広げています。体温で温まるので浸透しやすくて良いですよ。でも、コツは薄~く薄~くケチくさく塗ることです。

いきなりドバっとつけるとオイルが入りすぎて革がふにゃふにゃになるので、ちょっとずつ様子を見ながら塗っていきます。

僕が使っているディアマントは、一定量を超えたら染み込まなくなります。オイルアップに不安な人は、ディアマントの後継のシュプリームクリームを使ってみてください。

安く済ませたいなら手芸屋さんに売っているニーツフットオイルでも良いですよ。革を鞣す時に使うオイルなので、相性は抜群です。

でも、サラダ油などの植物性オイルは塗った後に酸化するので使わないでくださいね。

 

5.薄く塗ったオイルをブラッシングでさらにうす~く

オイルを塗った後にもブラッシングをします。薄っすらとオイルが残っている状態でブラシをかけると均一に広がっていきますので、オイルを広げながら塗るやり方でも構いません。

ここが一番面倒くさいので、無心でとにかくシャカシャカしましょう。

蜜ロウ系が含まれているクリームを使っていると、熱が入るぐらいシャカシャカすればヌメッと光ります。

 

6.一晩待つ

ここまで来れば、あとはオイルが落ち着くまで一晩待ちましょう。

ワクワクして眠れないのは小学校の遠足以来ですね。

 

7.ミッションクリア!!

眠い目をこすりながら起きると、そこにはオイルアップされてモッチリと仕上がった相棒がいると思います。

オイルが少し多めに入ると、表面に膜が張ったようになっているので、またブラッシングして光らせましょう。

革のメンテナンスは諸説あるのですが、僕は革財布の手入れは絶対に必須だと思いますし、愛情を込めてメンテナンスをすれば革もちゃんと答えてくれるのでおすすめです。 

 

 

番外編:ラウンドファスナーの滑りをよくしておこう

蜜蝋を取り出しましたよ

これは革財布を手縫いする時に使うミツロウと呼ばれる蝋の塊です。

別に蝋なら「亀山のローソク」でも「誕生日ケーキ用のローソク」でもなんでも良いんですけど、手近にあるものを使ってください。

これをファスナーに軽くヌリヌリしておくと滑りが良くなって長持ちするんです。

 

ラウンドファスナーにミツロウを塗るのはおすすめです

薄く薄ーく塗ったから塗らないかくらいでちょうど良いですからね。たくさん塗ると汚くなりますので、スーッと2,3回くらいが最適だと思います。

フロントジップのパーカーなども、よく使う部分にやっておくと長持ちするようになるんですよね。新しいものを買った時は最初にやっておくことをおすすめします。

 

ということで財布のお手入れ方法でした。

 

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