ヌメ革のカジュアルな財布が多い理由と、ヌメ革を使う時の注意点

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ヌメ革とは

ヌメ革の特徴

革はなめされる時の加工方法によって、植物性のタンニンを使ってなめす「ヌメ革(ベジタブルタンニンなめし)」科学的に薬品を使ってなめす「クロームなめし」に分かれます。

ヌメ革はクロム革と違い、革を分厚くできるというメリットがあります。頑張れば5mm~6mmくらいまで厚みを出すことが出来るので、迫力のある革製品を作ることが出来ます。

ベジタブルタンニン鞣しという製法上、クロム鞣しの革よりもエコなのですが、作るのに手間と時間がかかるので大量生産に向いていないというデメリットがあります。

さらに、水に弱く雨ジミなどが簡単に出来てしまいますので、オイルをしっかり塗りこんだり、染みが出来てしまった場合はそのまま全体的に濡らして染みを目立たなくさせたりします。ある程度はエイジングしていくことによって目立たなくなって来ますよ。

 

キズもアジのウチ

ヌメ革は表面加工がされていない為、ちょっとカドが当たったりしただけでキズが付いたり、日光に晒せば日焼けをもします。使い続けることで柔らかくなってきたり、ツヤのあるアメ色へ変化したりしますが、革が大好きな人はそれを「アジが出てきた」と表現します。

また、ヌメ革は表面処理をされていないために、生きている時のキズ痕や血管の痕、焼き印等がそのまま革に残っている時があります。バイカーズウォレットなどはそれが味わいになるということで、プレミア価格で取引されることも有ります。

 

アメ色に焼ける

アメ色へのエイジング(経年変化)、これこそがヌメ革をわざわざ使う理由です。

使えば使うほどに深く変化してくるヌメ革は、使う人によって様々な表情を楽しませてくれます。几帳面な人、ガサツな人、優しい人、激しい人、同じ財布でも別物のように変わってくる様はシビれます。

あまり知られていませんが、カラーヌメもエイジングします。赤、青、ミドリ、黄色、何色に限らず、すべて茶色~黒っぽく焼けてきますが、明るい色の方がより色の変化を楽しめます。

 

キレイな経年変化を目指すなら

オイルメンテナンスは必須です。ブーツ用の馬毛ブラシなどもあると均一にオイルを塗ることが出来るのでオススメです。

中には鼻の脂を塗ればいいとか手の油だけで十分という意見も有りますが、それだけでは乾燥気味になるので年に一回くらいはちゃんとしたオイルアップをしてあげて下さい。

また、一口にヌメ革といっても、革のメーカーや生産地でエイジング具合も結構違ってきます。イタリアの革メーカーが有名ですが、日本の革メーカーも「栃木レザー」なんかいい感じにエイジングするみたいですね。

ヌメ革で「ピットヌメ」と呼ばれるピット槽でゆっくりゆっくりと超時間を掛けて鞣す最高級品もあります。ピットヌメを使っているメーカーは限られていますが、いつかは手に入れたいと思っています。

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